「セクシー田中さん」の作者・芦原妃名子さんが、
テレビドラマの制作者とトラブって、自殺してしまった
らしい。
原作に忠実に脚本を書いてほしかったらしいが、よほど
繊細な人だったのだろう。
だが、原作者が自殺なんかしたら、ドラマ化で関わった
人たちが、俳優まで含めて全員、嫌な思いをするに違い
ない。
その人たちも含めて気の毒である。
わしの場合は『おぼっちゃまくん』の製作陣が、インド側
も含めて、本気で『おぼっちゃまくん』を愛してるし、
安心して任せておれる。
プロットから脚本になるまでの過程をわしがチェックして
いるし、決定稿がやってきても、このままOKするのは
マズいと思えば、わしが最終的にボツを出す権限もある。
ボツを出しても、めげずに脚本家は挑戦してくる。
わしがシナリオに入れた赤字による感想や修正は、全員で
共有して、読んでくれている。
そもそもわしは『おぼっちゃまくん』をわしの死後も
創作できるようにしたくて、創作のコツを全部教えよう
としてるから、普通の原作者と動機が違っている。
『おぼっちゃまくん』は特殊なギャグ漫画だから、他人が
描くのは不可能と言われていたが、わしは右半球の発想を
左半球の論理に転嫁させるのが得意だから、創作のコツを
伝授するのは可能だと思っている。
そりゃあわしが描いた漫画原作なら、100%他人に伝えられ
ようが、脚本だけで伝えるとなると、そこまでは望めない。
それでも創作能力は、脚本家や、インド側のアニメーター
にだってあるのだから、全員の才能で補完してくれれば、
全く新しい『おぼっちゃまくん』の創作も可能だろう。
まずはインドの4億人の子供たちを楽しませる!
こんなやりがいのある仕事はない。
国家を超えたチームによる総力戦で挑む!